目次04年3月号
巻頭言 「表紙絵」
すずか路
・小休止
・川柳つれづれ
・人と句「自惚れ集
・例会
・例会風景
・没句転生
・アラレの小部屋
・前号「すずか路」散歩
誌上互選
・インターネット句会
・お便り拝受・あしあと
・大会案内など
・編集後記

 


久美子 
久美子・柳歩整理
近義・幸子
柳歩
たかこ

たかこ
柳歩
久美子
北山まみどりさん 
柳歩









 
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巻頭言

「表紙絵」

  ここしばらく、表紙絵は海外シリーズにしてきた。

 ・表紙絵がうまく挨拶してくれる
  今から二十年も前の拙句。表紙絵がどんな挨拶をしてくれたのだろう。疑問が残るばかりだ。
 ・ごくたまに褒めてもらえる表紙の絵
 今年の新年号の絵は、新年らしいと言っていただいて気をよくしている。表紙は、各柳社千差万別、どこも趣向を凝らしておられる。

 表紙にまつわる話がある。川柳を始めて間もないころ、愛知のツインタワーで川柳大会が開かれ誘われるままに参加した。一人の女性が、真っ白な表紙の本を配っておられた。女性は全部配り終えると自分の席に着かれた。当時から面の皮が厚い私は、何を配っておられたのか尋ねた。その方は「凛」の主幹の村井見也子さんだった。欲しそうな顔もしていたのだろう。京都に戻ったら送ってあげると言われた。約束通り三日もしないうちに届き、その後誌友になり、しばらく投句もさせていただいた。「凛」誌は、左上に「凛」と印字されただけの柳誌だった。季刊号になって今も交換誌として我が家に届く。

 見也子さんは、二〇一八年に旅立たれてしまったが、「凛」の表紙は今も真っ白なままだ。あの時、表紙が真っ白でなかったら、私はわざわざお聞きしただろうか。おこがましいが白い表紙が、私に挨拶をしてくれたのだと思っている。
 さて、「川柳すずか」の表紙絵は、他の人に描いてもらっていた時期がある。一年間同じ絵にしたり、三か月ごとに変えたりしてきたが、絵が同じだと何月号か分からないと言われ、毎月変えるようにしている。
 今年は、三重県は亀山市の関宿を描いていきたい。ここが尽きたら、オミクロンも収まっているだろうから、京都か奈良の古都の風景も描いて行きたいなと考えている。毎月編集が始まり、表紙絵の題材が決まらないと、胃が痛む。そんなとき、「凛」の表紙が浮かんでスッとするから不思議だ。

 ・表紙絵も十七音に沿うリズム  


                                                                                                                                                  たかこ 

 
すずか路より
他人のことは詮索しない道を行く 奥田悦生
カレンダー反省もなく掛け変える 山口龍一
IHに馴れガスの火が恐くなる 鈴木裕子
月遅れの雑誌枕に高いびき 瓜生晴男
荒れ農地何処かにツケが回りそう 加藤吉一
ルール分かり楽しくなったカーリング 芦田敬子
花活ける地味な仕事をする鋏 圦山 繁
怖くない明るく管理された墓地 小川はつこ
貯金箱いつか消える日くるかしら 西川幸子
朝起きて体温計るくせが付く 水谷ちか子
吹雪いても蕾の中で耐えている 長谷川健一
値段など知らずに遊ぶ犬と猫 小出順子
夢らしきもの本物の顔をする 柴田比呂志
川柳の遊びごころがたまらない 竹内そのみ
息巻いてみたが周りの冷たい目 小林祥司
零下二十度がんばりました選手たち 眞島ともえ
カーテンを開けて美味しい雪見酒 加藤峰子
法被着て腰を伸ばした老移民 福村まこと
右脳左脳どちらで考えるべきか 佐藤千四
コロナ禍が社会を変える子を変える 瀬田明子
狭い町コロナ患者は増え続け 満月庵
終息のシナリオ狂う第六派 寺井一也
AIが藤井聡太の手に学ぶ 西山竹里
いいのかないいなりになる平和でも 岡ア美代子
寝たきりの独居置き去りにはできぬ 澁谷さくら
欲しいのは恋しい人のメールだけ 玉木りょうこ
リタイア後ウツもひとつの通過点 磯浜基十
北京五輪の陰で中露の偽善ぶり 神野優子
風向きは微妙ジャンプも告白も 前田須美代
オミクロン岸田と勝負するつもり 坂 茜雲
めぐる春いつもの場所にふきのとう 大川里子
コロナ禍のマスク美人は目が勝負 岩谷佳菜子
戦争と殺人の差を考える 西垣こゆき
飼い犬の残した小屋に積もる雪 松岡ふみお
炬燵から出ると世間はさわがしい 坂倉広美
スタンドの招待客はご党員 竹島 晃
三度目のワクチン腕に突き刺さる 勝田五百子
フキノトウ食べて冬眠から覚める 橋倉久美子
歩行者用信号にない黄信号 北田のりこ
陽性と言われ浮かんだ顔と顔 中川知子
老いにもスマホ孫に詳しく教えられ 河合恵美子
エアコンは体育館に設置せず 落合文彦
直立不動で正論は立っている 竹尾佳代子
悪いことばかりが続くわけじゃない 毎熊伊佐男
草引きもトイレ掃除もする女将 戴 けいこ
さあ生きろ家のローンが待っている 河内秀斗
決着をつけたい夜明け前の夢 村井一朗
仙人が無理なら泉人になろう 吉崎柳歩
プロ意識どこへ行ったと泣くポスト 青砥たかこ
 

整理・柳歩

令和4年2月26日(土) 全員欠席投句45名より

宿題「挟む」 橋倉久美子 選と評
   休憩を挟んだ後もパッとせず 𠮷崎柳歩 
   カタカナを時々挟む解説者 坂倉広美
 止  クリップの矜持挟んだまま錆びる 加藤吉一
 軸  挟みすぎたのでつぶしてから食べる 橋倉久美子
宿題 共選「リタイア」 芦田敬子 選
   リタイアで里の暮しを満喫す 草山節子
   リタイアをしてから花が咲き始め 橋倉久美子
 止  リタイアをしたら帰れぬ渡り鳥 𠮷崎柳歩
 軸  一升炊きのリタイアさせる炊飯器 芦田敬子
宿題 共選「リタイア」 𠮷崎柳歩 選
   リタイアをしても去年の所得税 山口龍一
   リタイアを派閥の長はしてくれぬ 西山竹里
 止  監督の仕事リタイアさせるのも 橋倉久美子
 軸  過労死の手前でリタイアを決める 𠮷崎柳歩
宿題「自由吟」 青砥たかこ 選と評
   オミクロンの次へ備えるギリシャ文字 白井 昭
   十五年ウツを病んでも今は春 草山節子
   永遠に眠っていたい不眠症 瀬田明子
   食パンだけ売るパン屋さん増えている 青砥たかこ 
席題 なし
     
     
     
     
     
     
     
誌上互選より 高点句(一人5句投票)
前号開票 『専門』  応募114句
  13点  掃除機の専門外の喉のモチ 平尾定昭 
  12点   五万回斬られ主役を盛り立てる 福村まこと
  1 1点    先生と呼び合っている専門家 寺井一也
  10点   専門医を紹介されて行く不安 鈴木裕子
   9点  オタクとは言われたくない専門家 𠮷崎柳歩
   8点  専門家の声を聞くしかない総理 小野教彦
      詰め放題だったらわたし専門家 鈴木章照
       AIが専門職の壁破る 織田広花