目次02年12月号
巻頭言 「エビデンス」
すずか路
・小休止
・川柳つれづれ
・人と句「めいばん句集」
・例会
・例会風景
・没句転生
・アラレの小部屋
・前号「すずか路」散歩
誌上互選
・インターネット句会
・お便り拝受・あしあと
・大会案内など
・年賀広告
・編集後記

 


柳歩
久美子・柳歩整理
茜雲・さくら
柳歩
たかこ

たかこ
柳歩
久美子
小川はつこ 
柳歩










 
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巻頭言

エビデンス

 新型コロナの感染者数は、大晦日に全国で4519人(重症者681人)、東京都で1337人(重症者89人)と、いずれも過去最多の著しい拡大傾向の中で年を越すことになった。GoToトラベルを優先させた菅政権の無為無策は責めても責め足らないが、「陽性でも無症状者がいて、無症状でも他人に感染させる」というこの特異な性質が、感染を食い止められない一番の原因であることは間違いないだろう。

 菅総理は、「人の移動が感染を拡大させるというエビデンスはないと専門家の先生も仰っている」と、GoToトラベルの一時中止をなかなか決断しなかった。この専門家の先生とは、分科会の尾身会長のことだろう。そう言えば東京都の尾ア医師会会長も会見の中で「GoToトラベルそのものが感染拡大のエビデンスとは言えないが人が移動すれば感染者が増えることは間違いない」と言っていたと思う。尾身会長も後日、「そんなことは一言も言っていない」として、「移動するという行為そのもので感染するわけではない。しかし、移動した先で何をするか、飲食などの場面があれば感染は拡がる。我々が、どんどん旅行に行ってくださいというわけがありません」「言葉が切り取られてしまった」と当時を振り返っている。
 

 「エビデンス」という言葉は、元々は医学用語で「科学的根拠」を指すらしい。患者の治療にあたって、より安全で有効な治療法を選ぶ際の指針になるものである。
 一方、政治家である菅政権の解釈では、「証拠」「裏付け」という概念でこれを捉えている。安倍前総理の「桜を見る会」の疑惑については秘書だけが有罪とされ、安倍前総理については「すべてを知っていたとする証拠は得られない」と、嫌疑不十分で不起訴となった。これに倣って菅総理は、GoToを停止しないための口実に「エビデンス」という言葉を遣ったのだろう。

 たとえ陽性者と濃厚接触しても感染するとは限らない。菅総理の論で言えば「接触もエビデンスには当たらない」ことになる。 行政のトップに「嘘も方便」で遣われて
「エビデンス」も心外なことだろう。
                                           柳歩
 

 
すずか路より
到来の大吟醸が春を待つ 竹島 晃
席題がないと気合いが少し欠け 橋倉久美子
金婚式だましだましで今日がある 北田のりこ
田舎の田んぼ残され困る負の遺産 中川知子
口だけは達者に登る八十路坂 河合恵美子
古マフラー捨てるに惜しい暖かさ 落合文彦
検温マスクこんな暮らしに慣らされる 竹尾佳代子
言い訳ならすらすら噛まず言える口 毎熊伊佐男
無駄な抵抗しながら僕は生きている 毎熊伊佐男
薬局でパンも玉子も売っている (いただき)けいこ
日々進化とげるひ孫に敵はなし 村井一朗
今朝もまた大地にもらうエネルギー 奥田悦生
ホカロンを手放せなくて十二月 鈴木裕子
年賀状実家の牛の絵を選ぶ 竹口みか子
冬空の星座に祈る幸あれと 瓜生晴男
支持率が下がると動き出す政府 加藤吉一
鍋料理雑炊にして食べ尽くす 芦田敬子
セとパではこんなにあった実力差 圦山 繁
ペンキ塗りコツが分かった頃終わる 西川幸子
読まれても良いことだけを書く日記 小川はつこ
太るかな大判焼きを買ってくる 水谷ちか子
太陽が昇る姿にほれなおす 長谷川健一
玉手箱開けたぐらいの歳になり 小出順子
昭和期の記憶に残るはみがき粉 川喜多正道
流される流れる雲の逃避行 柴田比呂志
八十年まだまだ知らぬ事ばかり 竹内そのみ
人の読む本が気になる読書好き 眞島ともえ
どんな人こんな川柳つくる人 藤村洋子
小春日の日なたぼっこが似合う歳 加藤峰子
船便で内地から来る秋の味 福村まこと
成人の記念にハンコ彫ったのに 佐藤千四
暖房をケチらず嘆く灯油代 西野恵子
震災の悪夢が消えぬ間にコロナ 瀬田明子
湯かげんで言い合いになる寒い夜 満月庵
流行語コロナ用語は強かった 寺井一也
勝算の少ない賭けである五輪 西山竹里
ガラクタの基準が違う夫婦道 岡ア美代子
コロナ禍をたてに外泊許されぬ 日野 愿
集えない酒でひとりをあたためる 澁谷さくら
夫婦して湿布の匂いする寝床 玉木りょうこ
油断した隙におしっこ飛ばされる 神野優子
減糖の掛け声で減る米消費 坂 茜雲
一日のグチも揃えてネギきざむ 大川里子
電子音呼ばれていてもすぐ立てず 岩谷佳菜子
雑煮餅買って忘れた鏡餅 西垣こゆき
身をちじめコロナ立ち去る時を待つ 松岡ふみお
「自由研究」今ならしたいことばかり 坂倉広美
とりあえず雨戸を開ける生きてます 勝田五百子
砲列の前にカワセミ舞い降りる 吉崎柳歩
人生のパズルたてよこ埋めてゆく 青砥たかこ
 

整理・柳歩

12月26日(土) 出席12名欠席30名より

宿題「嘘」 吉崎柳歩 選と評
   嘘描いているわけでない抽象画 橋倉久美子
 秀  明らかな嘘は言わないコマーシャル 西山竹里
 秀  嘘をつき通す強さも試される 竹口みか子
 軸  118回嘘をついても許される 吉崎柳歩
宿題 共選「拭く」 西垣こゆき 選
   昭和ほど拭いてはもらえない廊下 橋倉久美子
 秀  天窓を拭いたら空が高くなる 芦田敬子
 秀  昔の子拭いたズボンがテカってた 寺井一也
 軸  窓を拭く明日の景色見るために 西垣こゆき
宿題 共選「拭く」 毎熊伊佐男 選
   心置きなくひとりで観たい泣く映画 西川幸子
 秀  拭く前に息吹きかけるガラス窓 西山竹里
 秀  拭く前に落書きをするくもり窓 橋倉久美子
 軸  モリカケもサクラも拭かず逃げたアベ 毎熊伊佐男
宿題「自由吟」 橋倉久美子 選と評
   篤農家も犬の雑種も減る田舎 加藤吉一
 秀  栃の実を餅にするのに掛かる手間 吉崎柳歩
 秀  団地にもほっと安らぐつるし柿 岩谷佳菜子
   しもやけに縁どられてる冬の足 橋倉久美子
席題「越える」 高点句
 7点  リモートで一線越えぬお付き合い 芦田敬子
 6点  越えられぬように電気を流す柵 橋倉久美子
 5点  母という優しい山が越えられぬ 小川はつこ
   オーバーラン命の危機の滑走路 青砥たかこ
誌上互選より 高点句(一人5句投票)
前号開票 『 会費 』  応募112句
  16点  請求がないと忘れる年会費 関本かつ子
     お守りにJAFの会費を払い込む 芦田敬子
  12点      値下げすることはめったにない会費 西山竹里
  11点  年会費を見てから選ぶ趣味の会 佐藤千四
    9点   何の会費だったか自動引き落とし 佐藤千四
    8点    年会費律儀に届く請求書 瀬田明子
    会費より出費がかさむ招待者 毎熊伊佐男
      パーティーの安い会費にウラがある 濱山哲也
    忘年会会費要らずのオンライン 中川知子