目次31年1月号
巻頭言 「300号に寄せて」
すずか路
・小休止
・川柳つれづれ
・人と句「福村まことさん」
・例会
・例会・忘年会風景
・没句転生
・インターネット句会
・アラレの小部屋
・前号「すずか路」散歩
誌上互選
・エッセイ・あしあと
・大会案内など
・年賀広告
・編集後記

 


たかこ
柳歩整理
聡子・広美
柳歩
たかこ

たかこ
柳歩

久美子
大野たけおさん
柳歩









 
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巻頭言

「300号に寄せて」

 新年おめでとうございます。新年号の巻頭言、新年になってから書くことができて幸せです。編集の都合で、多くの交換誌は年末に新年号を発行されました。新年を晴れ晴れと迎えられ、それはそれで幸せなことですね。

 さて、年末300号を迎えたことを編集後記に書きましたら、「記念に何もしないのですか」と、お葉書やらメールをいただきました。案としてはいくつかあったのですが、相談の結果「200号」の時と同じように、柳誌の中にささやかな記念句集のページを設けようと考えています。
 200号のときの、柳歩さんの挨拶の言葉の中に
 「今回の記念句集は、101号から、200号の『川柳すずか』から各自選んでもらったが、途中からの人が断然多い。この人たちが8年後の300号まで、一人でも多く、鈴鹿川柳会で活躍し続けていて下さるよう、望んで止まない」とあります。

ざっと数えると、41人中現在も「すずか路」に出句されているのはわずか15人でした。
 次の8年後の「400号」は、鈴鹿川柳会が存続しているのかさえ危ぶまれるが、皆さんの絶えることなき情熱を期待したい。

 300号記念句集は、303号(平成31年3月号)に、「3」続きで気持ちよく掲載したいと考えます。会員・誌友の皆さんご協力よろしくお願いします。詳細については、後ほど発表いたします。

 会長就任18年目、今年も気負わず柳歩さんや会員、誌友の皆さんと切磋琢磨しながら、川柳街道しっかり地面に足を付けて歩いて行きます。

舵を取る補佐の確かな選句眼
会計がしっかり会の見張り番
援助謝意欠席投句佳句名句
楽しいと言われ楽しくなってくる

 今年も良い年になりますように。
                                        たかこ
 
すずか路より
忘れてはならぬ裏方さんの顔 西山竹里
見たくないものは見ないでよい女 日野 愿
案ずるななるようになる父の声 岡ア美代子
肩のこるお酒のあとは飲みなおす 澁谷さくら
お疲れ様息子のようなキミが好き 神野優子
深夜まで勉強会はエンドレス 上村夢香
悲しいねひとりカラオケひとり酒 前田須美代
恒例のキャッチボールをする歳暮 佐藤近義
初日の出よいしょと昇る伊勢の海 坂 茜雲
老い二人心に植える思いやり 大川里子
ルーティンをこなして今日も無事終わる 岩谷佳菜子
初心に返る去年も同じ覚え書き 西垣こゆき
ボーナスを貰った孫に廻る寿司 松岡ふみお
百均で売ってるコロンブスの卵 坂倉広美
ゴミ当番仕分けにつぶす一時間 勝田五百子
鍋奉行のなり手なくても煮える鍋 橋倉久美子
家族葬増えて喪服の出番減る 北田のりこ
内緒話 肩寄せ合ってシクラメン 河合恵美子
子育てが終わり遠のくクリスマス 中川知子
行列の後ろに並ぶ気になれぬ 落合文彦
じり貧に利くブレーキが見当たらぬ 毎熊伊佐男
老人に酷で優しい歩道橋 寺前みつる
美味いのは一手間掛けた旬野菜 奥田悦生
見詰めるとわたしの影が濡れている 村井一朗
午後の四時ケーキをいただいた誤算 鈴木裕子
平成は終わるが戦後まだ続く 長谷川健一
最期かも知れぬ毎日行く見舞い 竹口みか子
霜柱立って土竜も寒かろう 瓜生晴男
簡素化に打つ手を探すご住職 加藤吉一
甘酒が良いと言うなら信じよう 安田聡子
4Kで見たくない物まで映る 芦田敬子
亭主関白夢ではやったことがある 圦山 繁
小さな手指を握ってまた眠る 千野 力
年の瀬に口で参加の大掃除 西川幸子
旅先でどこから来たかたずね合う 小川はつこ
弟のオペ日気にする十二月 小出順子
地下鉄で見たことはない無人駅 川喜多正道
さよならはいつも小さな鉤括弧 柴田比呂志
ワンマンと暮らす楽しい半世紀 竹内そのみ
犬猫の声も翻訳してスマホ 樋口りゑ
自律神経触られ今日も無神経 眞島ともえ
昔の顔と話している電話口 石崎金矢
銀行に売上げ増を急かされる 高柳閑雲
曖昧な返事が増えた退職後 福村まこと
重傷の地球高熱下痢捻挫 佐藤千四
エンディングノート娘に渡される 西野恵子
故郷の匂いを乗せて雪便り 瀬田明子
正月もわたしを待っているコメダ 吉崎柳歩
胃カメラのご機嫌損ねないように 青砥たかこ
 

整理・柳歩

 

12月22日(土)例会より

宿題「寄る」 吉崎柳歩 選と評
   ちょっとだけ寄るというのが難しい 石崎金矢
   ほかに寄るとこもあってと現れる 小川はつこ
 止  居眠りに肩は貸したくない車内 三村 舞
 軸  御曹司が寄ってくるのを待つカジノ 吉崎柳歩
宿題 共選「下」 三村 舞 選
   都会では電車が通る墓の下 福村まこと
   墓石の下にいつでもいる先祖 天根夢草
 止  相手より少し下から出す名刺 西山竹里
 軸  下心見抜いてしまう赤ん坊 三村 舞
宿題 共選「下」 西山竹里 選
   下敷きで無理やり起こす静電気 芦田敬子
   タラップの下で抱き合うのも儀礼 日野 愿
 止  シーソーの下で不運を嘆く草 福村まこと
 軸  平積みの一つ下から取る雑誌 西山竹里
宿題「自由吟」 天根夢草 選と評
   落ちているハンカチーフは汚そう 小川はつこ
   「ありがとう」忘れず最期言うつもり 瀬田明子
 止  天罰を悪人ほとんどは受けぬ 日野 愿
席題「金庫」 清記互選 高点句
 8点  壊したら鍵が入っていた金庫 川喜多正道
 7点  婆ちゃんのポッケが駄菓子屋の金庫 柴田比呂志
   有り金が全部は入らない金庫 西山竹里
 6点  赤ちゃんを入れてはならぬ貸金庫 天根夢草
   金庫から出したら恥ずかしい金庫 西山竹里
   金庫にはラブレターだけ入れている 上村夢香
   がれきから耐えた金庫が怯えてる 中川知子
   郵便局の金庫の中にある切手 天根夢草
誌上互選より 高点句(一人5句投票)
前号開票 『贅沢』  応募106句
  23点  乗客は私一人の路線バス 北田のりこ
  1 0点   年金で猫に贅沢させている よしひさ
    贅沢は言うまい家族みな元気 鈴木裕子
   9点   水道をひねると旨い水が出る 岩田眞知子
     好きな時居眠りできる定年後 瀬田明子
   8点  誕生日贅沢もせず過ぎていく 勝田五百子
    贅沢な暮しでバレた遣い込み 関本かつ子